VOL.7
第3期生

We Will Challenge the FULL MARATHON

板橋CITYマラソンにチャレンジ
それぞれの初フルマラソン完走

チーム・サッカニー三期生とって“初めてのフルマラソン”がついにやってきた。
コーチやメンバーたちとともに励んだ半年間のトレーニングの成果やいかに!?

ゴールの先に待つ新たなランニングライフ

3月19日(日)に東京・荒川河川敷で開催された「板橋CITYマラソン」。当日の天気は快晴。ただ、気温は20℃に迫るほど高く、風も強い。フルマラソンに初チャレンジとなるチーム・サッカニー三期生のメンバーにとって、予想以上の日差しの強さは堪えたかもしれない。
初フルとはいえ、今回のメンバーは走力のレベルが高いので、結構余裕かと思いきや、意外にも表情は硬く、「ヤバいかも……」「緊張する」と言った声もチラホラ。スタート時間の1時間前には、半年間メンバーを指導してきた吉田コーチから最後のメッセージ。「何度も言ってきましたが、〝完走〞が目標です。無理してもいいことありません。楽しみましょう」。このひと言で落ち着きを取り戻したメンバーも少なくなかったはず。
「板橋CITYマラソン」は、およそ1万5千人のランナーが走る人気大会。まわりを意識せず、最後まで自分のペースで走り切れるか? そんな当たり前のことが、とても難しい。それがマラソンだ。「後半に思うように走れなかった」。これはメンバーのほとんどに共通する感想である。それでも、全員が初フル完走という大きな目標を達成できたのは見事としか言いようがない。出走12名のうち、初フルながら4時間切り達成者が2名、4時間台が7名、5時間台が3名と、結果も上々だった今年のチーム・サッカニー。「でも、ここからが皆さんのランニング人生のスタートですよ」と吉田コーチもいうように、フルマラソンだけがランニングの楽しみではない。「もっとタイムを縮めたい」「ウルトラマラソンに出てみたい」「さまざまな国でマラソンを走ってみたい」など、今回のチャレンジをとおしてメンバーが抱いた次なる目標はそれぞれバラエティーに富んでいる。それもマラソンのおもしろいところだ。

RACE DATA
板橋CITYマラソン2017

開催日:2017年3月19日(日)
会場:板橋区荒川河川敷内特設会場
種目:フルマラソン、5㎞、ジュニア3㎞、キッズラン、車いす1㎞フルマラソン参加者は約1万5000人。荒川河川敷の比較的フラットなコースが舞台となる特徴だ。制限時間は7時間と長く、完走率も高め

半年間、こんな練習を積んできました!

昨年9月からの半年間、月1回の合同練習会でさまざまなトレーニングに挑戦してきたチーム・サッカニー。限られた時間のなかで目標を達成すべく、吉田コーチによる“ただ走る”だけにとどまらない練習法によって走力とモチベーションを高めてきたのだ。

吉田香織コーチの総括

チーム・サッカニー三期生の皆さん、初フルマラソンお疲れ様でした。プレッシャーと不安でいっぱいだったと思いますが、“仲間” がいたからこそ、乗り切れましたね。人生でたった一度きりの初フルマラソン。「思いどおりに走れてうれしい」「目標を達成できず悔しい」など、走り終えたいまの思いを大切に、これからの糧にしてください。私がもっとも言いたいことは、皆さんのランニングライフは、まだスタートしたばかりだということ。フルマラソンを完走したという経験が、これからの人生における良いキッカケやヒントになることを期待しています。皆さんとの活動をとおして、私もコーチとして成長できたと感じています。ありがとうございました。そして、「ランニング・スタイル」読者の皆さん。今回のチーム・サッカニーの活動を見て、“初フルマラソン挑戦” を考えた人もいると思います。新しい自分になりたいとき、それまでの自分の殻を破りたいときは、挑戦こそが一番の特効薬だと私は信じています。挑戦は変化であり、その結果はすべて、前進です。ランニングやマラソンに立場や年齢は関係ありません。ぜひ新たな一歩を踏み出してみてください。

吉田香織

TEAM RXL 所属。現役ランナーとしてレースに参戦する傍ら、市民ランナーへの指導も積極的に行っている。

みんなの完走アンケート

初フルを走り終えた感想や、その先に見えた目標など、メンバーそれぞれが抱いた“想い” を大公開!

  • Q1 チームサッカニーの活動をとおして、ランナーとして変わったところ

  • Q2 初めてのフルマラソンを走った感想

  • Q3 次の目標は?

  • Q4 シューズを履き分けてトレーニング効率は上がった?

Member 1 北澤直美

完走タイム(ネット):5時間45分53秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
漠然と走るのではなく、練習の目的を理解して取り組むことで成長を実感した。また、仲間がいることで安心感や心強さを感じたし、タイムの目標などを設定することで意欲が湧いた。それから、テレビでマラソンを見るのが好きになった。トップ選手のフォームや給水の仕方など、気になるポイントが増えておもしろくなった。
A2:
今年1月に30㎞を走った際、右ヒザを痛めてしまってかなり不安だったが、無理のないペースで挑むことができた。とはいえ、10㎞過ぎにはすでにヒザがいうことをきかなくなったが、途中沿道で吉田コーチのアドバイスをもらい、心は元気なまま走れた。ゴールしたときの気分は最高だった!
A3:
ゴールしてすぐに、また絶対に走りたいと思えた。次は5時間切りを目標にがんばりたい。
A4:
練習を始めたころはまた脚力がなかったので安定感のあるライド9をメインに使っていた。練習していくうちに、クッション性や軽さも大切だが、長時間履くことを考えるとアッパーの当たりやフィット感、通気性なども重要だと実感。その点では、本番で履いたキンバラ8が一番自分に合うシューズだったと思う。機能に限らず、オレンジとイエローのグラデーションカラーもお気に入り。

Member 2 高木一樹

完走タイム(ネット):4時間43分20秒
着用シューズ:トライアンフISO3

A1:
いちランナーとしてランニングが好きという気持ちは変わないが、チームの皆と走る楽しさを知れたことで、記録以外のやりがいを感じるようになったことが一番の変化だと思う。
A2:
事前に一度30kmは走っていたので、距離に対するイメージはある程度できていたが、本番はやはり、30km以降の体力の消耗が激しく、距離も通常より異常に長く感じた。ペース配分の大切さを痛感した初フルだった。
A3:
4時間切りが当面の目標だが、まずはチームメイトとさまざまなイベントに参加して、ランニングの思い出を増やしたい。
A4:
格段に上がったと思う。ヒザへの不安を考慮して、本番はクッショニン性に優れたトライアンフISO3を選択した。半年間の練習のなかで、ライド9→トライアンフISO 3→キンバラ8と段階的に機能別のモデルを履いて比較することで、自分にフィットする走りやすいシューズ追求できた。

Member 3 田中徹

完走タイム(ネット):4時間39分47秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
走るときは1人ですが、チーム・サッカニーのメンバーや、サポートしていただいた皆さんの存在を強く意識して走るようになった。
A2:
とにかく長かった。よく“30㎞の壁”と言われるが、まさにそのとおりで、35㎞以降は自分の足が思うように動かなかった。そのぶん、ゴール後の達成感は何物にも変えがたい格別なモノがあった。
A3:
本番を終えてから日が経つにつれ、今回の記録を更新したい気持ちが強くなってきた。いずれは4時間切りを目標に、まずは4時間20分を目指してがんばりたい。
A4:
普段より速めのペースで走るときはキンバラ8、ゆっくり長く走るときはトライアンフISO3という具合に履き分けることで走力が上がっていくことを実感できた。

Member 4 杉本真以

完走タイム(ネット):5時間53分8秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
まず自分が“ランナー” になったことが大きな変化。昔から走ることが苦手だったが、今は走るのが楽しいと思えるようになった。チーム・サッカニーがマインドを変えてくれた。
A2:
長かった~(笑)。とにかく長くて驚いた。でも、不思議とまた走りたいと思っている自分がいる。中毒性があるのかも。
A3:
次は5時間台前半を目標にしたい! そして、最終的には4時間台……!それから個人的に旅行が好きなので、さまざまな国や地域のマラソン大会に参加するのを目標にしたい。
A4:
トレーニング効率が上がったかは正直わからない。ただキンバラ8はとにかく軽く、トライアンフISO3は安定感が抜群。あまりヒザが強くなかったので普段の練習ではトライアンフISO3、少しスピードを出したいときはキンバラ8を履いていた。どちらもクッション性があるからか、故障はしなかった。

Member 5 山㟢未奈

完走タイム(ネット):4時間56分7秒
着用シューズ:トライアンフISO3

A1:
仲間と走ることの楽しさを知ることができた!
A2:
メンバー全員が完走できて本当によかった。30㎞を超えたあたりから脚の痛みがひどくなり、かなり辛かったが、仲間がいたからこそ、最後まで楽しんで走り切ることができた。
A3:
さまざまな大会に出てみたい。まずはハーフで経験を積み、いつかまたフルマラソンに挑戦したいと思う。そして次回は、タイムを少しでも縮めたい!
A4:
短い距離の練習ではキンバラ8を使用するなど、目的に合わせて履き分けることで効率が上がった。フルマラソンはトライアンフISO3のクッションニングのおかげで走り切れたと思う。

Member 6 永瀬史章

完走タイム(ネット):3時間57分27秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
一緒に練習する仲間と目標ができて、走る頻度と距離が飛躍的に増え、生活の一部となった。
A2:
フルマラソンを完走するのは本当に大変だと痛感した。仲間や支えてくれる人がいたからゴールまでたどり着けたと思う。仲間と走るのは本当に楽しいと思った。
A3:
フルマラソンでは3時間半を切るのが目標。また、ウルトラマラソンやトライアスロンにも挑戦してみたい。
A4:
クッション性の違いや特徴を活かして、自分の足の状態や気分、練習メニューに合わせたシューズの選択ができるようになった。

Member 7 島田知子

完走タイム(ネット):4時間54分23秒
着用シューズ:トライアンフISO3

A1:
仕事で疲れていても、メンバーの皆が走ってると思うと、1人でも練習をがんばろうと思えた。また、毎日の地味な筋トレを今後も続けていこうと思った。
A2:
走る前から話に聞いていたとおり、後半30㎞過ぎからが相当辛く、まるで自分を試されているようだった。ゴールした瞬間は、ただただホッとした。
A3:
まずはイーブンペースを維持しながらハーフマラソン2時間切りを目指したい。次にフルマラソンを走るときは、後半にもう少し余力を残して完走したい。
A4:
距離が短いときはキンバラ8。30㎞を超える長距離を走るときは、クッション性のあるトライアンフISO3を選んで練習した。そうすることで翌日のダメージも少なかったと思う。

Member 8 竹本優美

完走タイム(ネット):5時間14分44秒
着用シューズ:トライアンフISO3

A1:
目標に向かって時間を有効活用できるようになった。また、練習会でランニングの話をすることがとても楽しく、自分がランニング好きだと以前よりも実感できた。それと、この半年間でランニンググッズが増え、自宅がスポーツ店みたいになった(笑)
A2:
やはりスタートまでは緊張したが、とても楽しかった。辛いな、と感じたときに、コーチやメンバーを見かけると元気が出たし、沿道の応援にも感激した。
A3:
また来年、フルマラソンに出ることが目標。今度は30㎞過ぎからでもスイスイ走れるようにがんばりたい。
A4:
上がった!以前は5㎞走ると足に血豆ができていたが、サッカニーのシューズにしてから足に異変が出なくなった。

Member 9 中村和弘

完走タイム(ネット):3時間48分39秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
マラソンは個人競技で自分との戦い、というイメージだったが、仲間いることでお互いを高め合ったり、同じ目標をもって一緒に頑張ろうという意識が芽生え、モチベーションが続くようになった。また、誰かを応援したいと思えるようになったことも、自分にとって大きな変化だった。
A2:
途中、苦しいところもたくさんあったが、一緒に頑張ってきたメンバーがいたからこそ、最後まで楽しく走り切れたと思う。また吉田コーチをはじめ、沿道でみなさんの激励やアドバイスをもらえたことで頑張って走ることができた。
A3:
もし1人で走っていたら、フルマラソンを1回完走したことに満足して終わっていたと思う。これからも走り続けたいと思えたのはチーム・サッカニーのおかげ。これからも練習を続けて、来シーズンは目標達成と自己ベスト更新を目指したい。
A4:
その日の疲労度や練習内容でシューズを使い分けることで、練習効率は上がったと思う。個人的にはライド9が一番のお気に入りだった。

Member 10 宮澤望

完走タイム(ネット):4時間3分12秒
着用シューズ:トライアンフISO3

A1:
家族旅行にもランニングシューズを持って行くほど、ランニングにハマった。
A2:
まず仲間への感謝! 同じ目標をもった仲間と走っていなければ、確実に途中でやめていたと思う。メンバー全員が完走できて本当によかった。
A3:
ランニングを継続すること。そして、3時間半切り達成!
A4:
トレーニングでは基本的に着地時のストレスが少なかったライド9を使用。筋力がつき、しっかりと脚を上げて走れるようになってきた本番3カ月前くらいから、スピードを意識したトレーニングのときはトライアンフISO 3を使用していた。

Member 11 吉田啓介

完走タイム(ネット):4時間36分31秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
1人じゃ続けられない練習も仲間となら乗り越えられたし、メンバーのがんばりに刺激を受けて取り組めた。そして何より、ランが楽しくなった。
A2:
長いようで短いようで、やっぱり長かったフルマラソン。チームで練習する前は10㎞くらい走るのが限界だったので、我ながらたくましくなったなあ、と感慨深い。
A3:
4時間切り! 今回は「完走」が目標だったが、次はもっといいタイムを狙ってチャレンジしたいと思った。
A4:
練習メニューや距離に合わせることで足への負担が違ったと思う。何より、複数のシューズを選びながら走ることでモチベーションが上がる。

Member 12 藤井麻莉

完走タイム(ネット):4時間28分9秒
着用シューズ:キンバラ8

A1:
走るための筋力の大切さを実感し、筋トレにも積極的に取り組めるようになった。また、チームのみんながいるからがんばれたし、サボらずに走り続けるいいキッカケができたこと。イベントもレースも仲間と出るとおもしろい。
A2:
練習不足で不安と緊張が大きかったので、とにかくほっとした。本番2カ月前にやっとの思いで初めてハーフマラソンを走ったのに、今回は折り返し地点を過ぎてもまだラクに走れた。ランニングって自分の進化を実感できるところがすごい! と感動した。
A3:
12月の台北マラソンに出場予定。フルはら当分やめておこう、と思ったが「食事はおいしいし、時差はほぼないし、レースもゆったりした雰囲気で楽しいよ~」先輩ランナーに誘われ、楽しんでこようと出場を決意。
A4:
上がったと思う。とくにキンバラ8のクッションがとても合っていて、42.195㎞でも走りながら心強かった。

チーム・サッカニー三期生の使用モデル

RIDE9

¥14,000(税抜)
サイズ:メンズ/25.0〜29.0・30.0・31.0cm、ウィメンズ/22.0〜25.5cm
カラー:メンズ/3色展開、ウィメンズ/2色展開

クッション性と安定性を併せもつサッカニーの定番モデルの9代目。フルマラソン完走を目指す初級者や、中級者のトレーニングまで幅広く対応

TRIUMPH ISO 3

¥12,800(税抜)
サイズ:メンズ/25.0~30.0cm、ウィメンズ/22.0~25.5cm
カラー:メンズ/2色展開、ウィメンズ/2色展開

クッション性と反発性を併せもつミッドソール素材「EVERUN」を採用し、ジョグからスピードトレーニングまで対応するクッショニングモデル

KINVARA8

¥9,500(税抜)
サイズ:メンズ/25.0~30.0cm、ウィメンズ/22.0~25.5cm
カラー:メンズ/2色展開、ウィメンズ/2色展開

クッション性と反発性を併せもつミッドソール素材「EVERUN」による優れたクッション性をもちながら、トップアスリートのスピード走行にも対応する軽量モデル