VOL.6
第3期生

We Will Challenge the FULL MARATHON

チーム・サッカニー、最後のレッスン
初フル前に知っておいてほしいこと

初フル本番を1カ月後に控えたメンバーへ、
吉田香織コーチが、楽しく完走するためのコツをアドバイス。

本番を意識するのは3日前から

本番1カ月前とはいえ、急激に練習強度を高めたりする必要はありません。ベースはジョグ。距離も長くて20kmまでで十分です。ただし、カーフレイズやランジなどのベーシックな筋トレはこれまでどおり週2回ペースで続けましょう。「無理はしないけど、極端に練習量も落とさない」が基本。つまり、普段どおりがいいんです。走る練習以外の部分で、たとえば睡眠や栄養をしっかりとることや、風邪をひかないようにマスクや手洗い、うがいを徹底することのほうが大切です。またトレーニングしない日はストレッチをしっかりやって血行をよくしておくことも忘れずに。

コーチ&OBから直前アドバイス

本番1カ月前、最後の練習会では、吉田香織コーチはもちろん、チーム・サッカニーの1・2期生も駆けつけ、初フルマラソンへ臨むうえでの準備や心構えについてのアドバイスが送られた。「1カ月前とはいえ、これまでと何かを変える必要はありません。急な能力アップを狙って焦るのが一番ダメ。いつもより負荷を上げて、故障してしまうリスクのほうが問題です。「長距離を走っておきたい」と思っても、20kmまでで十分。とにかく無理はしないでください。反対に、極端に練習量を落としてしまうことにも気をつけてください。私の経験測では、『ちょっと体が重たいなあ』と感じるくらいのほうが、スタミナが備わっている証拠だと思います。」(吉田)
「いつもどおりに過ごす。結果よりも楽しむことを優先する」を繰り返し強調する吉田コーチ。とは言っても、やっぱり不安なメンバーたち。「本番までに何を用意すればいいのか?」、「当日は何を食べておくといいのか?」などなど、質問は続く。やはり、初フルマラソンはとてつもなく大きな出来ごとなのだ。

3日前からチェックしておきたい当日までの準備

3日前〜前日

  • タイムスケジュールをシュミレーション

    起床時間、朝食時間、移動手段、最寄駅から会場までのルート、トイレの場所、整列時間、スタート時間を整理して、少しでも不安を減らす

  • 持ち物をチェック

    シューズ、ウエア、ソックス、グローブ、ウオッチ、キャップ、ウエストポーチ、サングラス、補給食、カイロ、日焼け止め、タオルなど、不足がないかチェック

  • 爪を切る

    爪が伸びたままだと、トラブルのもとになるのでしっかり切っておく。ただし、3日前には済ませること。当日までに少し伸びているくらいがちょうどいい

  • 食事は炭水化物を意識

    3日前からいつもより少しだけ多めに(1.5~2倍)炭水化物を多めにとるとよい。ただしこれも極端に増やさずバランスよく。また、腹トラブルの元になる生ものは控えること。揚げ物、アルコールのほか、コーヒーなどのカフェインも極力控えよう

当日

  • スタート時間の4時間前に起床

    当日はスタート時間から逆算して4時間前には起きる。朝食は2時間前まで。会場に付いからも50~30分前までにバナナやカステラ、ゼリーといった消化のよい固形物をとる。これがエネルギー切れの予防になる

  • 皮フのスレ対策を忘れずに

    マラソン中、ウエアなどがスレて痛みが出ることは避けたい。脇、太モモ内側、へそなど、気になる部分にワセリンを塗るとよい。また、男性は乳首に要注意!

  • 体を温めておこう

    ウォーミングアップはとくに必要ない。極力座って、体力を温存しておくほうが得策だ。ただし、スタートまでに体が冷えないように対策しておくことが重要だ。カイロはもちろん、エマージェンシーシートなどで保温対策は確実に。

コーチ、先輩の話に耳を傾けるメンバーたち。実体験を踏まえたアドバイスはためになる。写真上、左から2期生の田上美香さん、1期生キャプテンの田中さん、2期生エースの大橋さん

CHECK!! フルマラソンをサポートする2大モデル

吉田コーチからアドバイス

「走力だけを考えると、4時間台前半以上で走れる人はキンバラ8、それ以上の人はトライアンフISO3、というのが選ぶときのベースになると思います。ただし、フォームや体重、当日の体調などによって微調整は必要。どちらのシューズも共通してクッション性が優れ、反発性も高いので、履いたときの感覚や好みで選んでも大きな問題はないと思います」(吉田)

KINVARA8

¥9,500(税抜)
サイズ:メンズ/25.0~30.0cm、ウィメンズ/22.0~25.5cm
カラー:メンズ/2色展開、ウィメンズ/2色展開

スピード走行に対応する軽量クッショニングモデル
クッション性と反発性を併せもつミッドソール素材「EVERUN」をフルレングスでトップソールに採用。“キンバラ・シリーズ”ならではのナチュラルな走行性と軽量性にくわえ、クッショニングと推進力が大幅にアップされている。

TRIUMPH ISO 3

¥12,800(税抜)
サイズ:メンズ/25.0~30.0cm、ウィメンズ/22.0~25.5cm
カラー:メンズ/2色展開、ウィメンズ/2色展開

クッショニング重視の快適な走行感が魅力
持続性の高いクッション性と反発性を兼ね備えた独自のミッドソール素材「EVERUN」を採用したクッショニングモデル。ジョグからスピードトレーニングまで幅広いペースに対応してくれる。より長く、気持ちよく走りたい人におすすめだ。